中原淳一と雑誌『ひまわり』

おはようございます。
kogin＊bear style こひろです。

先日、弥生美術館に行った際、
中原淳一関連の本を買ってきました。
『少女雑誌『ひまわり』の時代』（河出書房新社）

中原淳一---少女雑誌『ひまわり』の時代 (らんぷの本)

その後、横浜の有隣堂で
中原淳一BOOKS&GOODSショップ「それいゆサテライト」がオープンしていることを知り、
そこで購入したのがこちら。
『ひまわりみだしなみ手帖』（平凡社）

ひまわりみだしなみ手帖―中原淳一エッセイ画集〈2〉 (コロナ・ブックス)

中原淳一は、戦前から挿絵画家として活躍し、
戦後には女学生に向けて雑誌「ひまわり」を発刊しました。
詳しくは↓
ひまわりや　http://www.junichi-nakahara.com/himawari

『ひまわり』は、戦後の物のない時代にも、
毎日を楽しく、美しく生きるための考え方や身だしなみ、身につけるべきマナーや教養を、
美しい絵と受け入れられやすい文章で紹介しています。

前に他の本で、中原淳一ならびに雑誌『ひまわり』を知り、
こんなに素晴らしい本があったのかと思いました。
その後、偶然行った広尾で、中原淳一の絵の商品がたくさんあるお店を見つけて。
気になっていましたが、まだいけないままで。
（これは、ひまわりやが運営する中原淳一専門店「それいゆ」です）

『ひまわり』は少女、つまり女学生を対象としていたようですが、
大人の女性がいま読んでも、参考になることは多くあると、
上記の2冊の本を読んで感じました。

「みだしなみせくしょん」という、装いの連載で、
紹介されている洋服は、現代では少し古いものもありますが、
レトロなものを好む人にはいいと思いますし、それぞれの装いが持つ雰囲気は、
現代の私たちにも参考になるようでした。
当時は洋服を自分の手でつくることを想定して掲載されているようで、
既製の服に手を加えて自分らしくするリメイクにも役立ちそうです。

『ひまわり』が発刊された当時は、物のない時代というのもあり、
お金をかけずに身の回りのものを活用して、楽しく暮らすことが紹介されています。

現代は、様々なものが簡単に手に入るようになりましたが、
かえって、本当に自分にぴったりくるものを見つけることが難しくなっているように思います。
また、洋服や雑貨などに無制限にお金をかけられず、
お洒落に装うことや、美しく暮らすことをあきらめている人もいるかもしれません。
でも、お金をかけなくても、たくさんのものを持たなくても、
あるものを活かす工夫次第で、そうした暮らしは出来るのだということ、
そのための工夫のヒントになることが沢山出ている本だと思いました。

本当の意味で、お洒落になるには、まず自分をしっかり把握して、
その上で、色の組み合わせや季節感を考えるなど、結構頭を使うものだと思います。
さらに見た目だけでなく、美しいふるまいということも求められます。

周りの人と気持ちよく暮らすためのマナー、良く生きるために考えるべきことなども、
丁寧にわかりやすく述べられています。
また、古典の名作や詩、オペラなど、身に着けたい教養についても、
自身で手掛けた美しい挿絵と組み合わせて紹介されます。
こうした教養は、装いを考える上で、さらには人生を本当に豊かに暮らす上での基盤となります。

少女時代から自然に、このような本を読んで、日常生活で実践していけば、
大人になった時にも、迷うことなく自分に合った美しいものを選ぶことができるのではないかと思います。

戦後の混乱期の少女たちに、
美しくあることは悪いことではない、美しくあることは素晴らしいことだ。
と説いています。
これは時代を超えて、すべての女性に対するメッセージではないかと思います。

今日も読んでくださりありがとうございました。

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【イベント出展情報】
「2016　夏休みこどもイベントかわいいテディベア展」（郵政博物館）
8月27日(土)・28日(日)　ベアショップDAY
http://www.postalmuseum.jp/event/2016/05/teddybear0216.html

★iichi（いいち）への出品はじめました。
「kogin＊bear style」SHOPのURLはこちら★
https://www.iichi.com/shop/koginbearstyle
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青森県弘前市土手町112-1
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弘前市土手町65
営業時間9：30〜18：30　木曜定休
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営業時間：11:00〜17:00　火曜定休（祝日は営業）
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