こぎん刺しのテディベア作家 kogin*bear style こひろ

コレクションしたくなる、大人のための心のともだち。青森県津軽地域の こぎん刺しを使ったテディベア作家のブログ。販売先・イベント出展情報・問合せ先は各ブログ記事末尾をご覧ください。

【美術展紹介】ファッションとアート 麗しき東西交流(横浜美術館)

おはようございます。
kogin*bear style こひろです。

 昨日は横浜美術館に行きました。

6月25日まで開催の「ファッションとアート 麗しき東西交流」を見て来ました。

横浜が開港となり、外国船が出入りするようになると、
外国人向けの商品も集められました。

時代が進むにつれて、日本でも洋装が正装として取り入れられたり、
西洋でジャポニズムが流行します。

着物の生地で洋服が作られていたのは知っていましたが、
現物を見ると、単に着物地で洋服を作ったのではなく、
洋服用に仕立て、日本刺繍がそれに合う形で施されていました。
当時は西洋にはない模様と刺繍の技法は、非常に豪華で美しいものと思われたのではないでしょうか。
見ようによっては、中国や韓国で用いられていた衣服のようにも見えます。

また、薩摩焼がバックルやボタン、ブローチなどの小物に使われていたのも
斬新な印象を受けました。私が見たことがなかったからかもしれませんが。

 

明治に入ると、日本でも洋髪・洋装が取り入れられ始めますが、

まだ着物の習慣も根強く残っていたように思います。

そんな中で、和装と洋装を使い分けたり、和洋折衷の装い(着物に指輪などのアクセサリーをしたり、バッグなどで)をする女性も多かったのではないかと思いました。

谷崎潤一郎の『細雪』でも、姉妹それぞれで特徴がありました。

日本趣味の三女の雪子、洋服をを好む四女の妙子と比べて、次女の幸子が、和装と洋装を両方取り入れている女性だったと記憶しています。

 

ジュール=ジョセフ・ルフェーブルの「ジャポネーズ 扇子のことば」は、

着物や扇子を身に着けた西洋人の女性の絵です。

扇の開き方や持ち方で、それぞれ意味を伝えるとのことですが、異国の、珍しく美しいものは、このような遊び心を掻き立てられたのでしょうか。

また、ルネ・ラリックの香水瓶「三羽のツバメ」は、日本刀のつばの形をモチーフにしたそうでした。

 

現代の日本人にとっても、着物や刀などは身近なものというよりも、

昔のもの、今は使っていないけどかっこいいもの、素敵なものという印象なのではないでしょうか。

日本の工芸品には、日本人でもまだ知らない素晴らしいものがまだまだあるのではないでしょうか。

ジャポニズムの展示から、そういった印象をうけました。
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 「ファッションとアート 麗しき東西交流」は、6月25日まで横浜美術館で開催です。
詳しくはホームページをご覧ください。

yokohama.art.museum

 

今日も読んでくださりありがとうございます。
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