日本特有のものを英訳するとき、
そのまま訳してしまうと、なんか違う!? という印象を持ったことはありませんか。
「てこなこ」は他でもなく「てこなこ」なのです。
TEKONAKOではなくButterflyといってしまうと、個人的には違和感があります。
おはようございます。
こぎん刺しのテディベア、ベアグッズ製作の、kogin*bear style こひろです。
こぎん刺し紹介の英文サイト「KOGIN LAB & SALON 」
模様の紹介に重点を置いていますが、
ここで、基本的に模様の名前は訳さないというこだわりがあります。
なので、英語があまり得意ではないという方も、模様の形とローマ字表記で探していただけます。
つまり「てこなこ」なら「TEKONAKO」、「だんぶりこ」は「DANBURIKO」。
解説のところで、「TEKONAKO means butterfly」という風に書いています。
ただし、そのまま訳すと分かりにくくなったり、長すぎる場合は訳しました。
紗綾型は「SAYA-pattern」にしました。
これは「紗綾」部分が固有名詞(絹織物の織り)と判断したからです。
また、「裏うろこ形の花つなぎ流れ」も、そのままローマ字表記にはせず、訳しています。これはローマ字にすると長くなり、却ってわかりにくくなると判断したからです。
このようにした理由は、
こぎん模様の名前はその音自体に意味があるもので、そのままを伝えたいためでした。日本でも、たとえばハワイアンキルトの模様など、外国の模様で、そのままカタカナで入ってきているものもありますよね。
意味さえ分かればそんなに難解なものではないはずです。
私は大学で歴史学を専攻していて、日本史の用語を英訳したものを読んで、違和感を覚えたことがありました。
日本語の持つ意味と違ってしまっているのです。
極力、自分が訳すときはそういうことはしないようにと思った結果です。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。
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