こぎん刺しのテディベア作家 kogin*bear style こひろ

コレクションしたくなる、大人のための心のともだち。青森県津軽地域の こぎん刺しを使ったテディベア作家のブログ。販売先・イベント出展情報・問合せ先は各ブログ記事末尾をご覧ください。

こぎん

「東北の手仕事〜刺し子〜」展、行って参りました!
刺し子に加え、曲げわっぱ赤べこ、はとぶえも居ました。
和室の展示室全体を使っており、展示品がマッチしていてとても素敵。
窓からは庭も見えます。
東北の手工芸を一度に堪能できる展示です。

布全面にこぎんを指した総刺しがすごい!いい!
という話を少し聞いていましたが、
総刺しのバッグや巾着、小物をみて、改めてその魅力を感じました。

私がこぎんを始めたのは去年の8月頃で、
なにかベアにオリジナリティーを! と思い、出身地に結びつけ、
こぎんをベアに入れてみようと思いました。

それから、こぎんの本を買い、オリムパスさんのキットを購入し、
小さいモドコを刺していきました。
こぎんは、コツを覚えてしまえばとても簡単でした☆
本によると、かつて津軽地方の女性は4歳くらいになるとこぎんを練習させられたとか。

青森に住んでいる時は、「へ〜」程度の関心だったのに^^;

前置きが長くなりましたが。
ネットで「こぎん」を色々調べていたところ、
どこかのサイト様で、布全面にこぎんを刺した巾着の画像がありました。
たしか紺地に白糸で「きくらこ」の連続模様を刺していたと思います。
どこが地の布で、どこが糸かわからない。
とても美しくて印象的でした。

これ欲しい! 自分も刺してみたい! と思い、
黒のコングレスに、「猫の足跡」を刺してみました。

(図案は布芸展さんの『こぎん刺しの本』より)

刺して行く過程で、布の厚み、重みが増し、
しっかりとしていくことに気がつきました。
刺繍というより、まるで織物のようです。
この面は10日ほどで刺しました☆

ちなみにこの裏面はこうなってます。

年末からこんな感じです(泣)。
片面10日で刺したのに対し、スピード落ちすぎです。
あと8センチ弱、刺せば終わりなのですが、なかなか進まず…。
『こぎん刺しの本』には、こぎんは途中で止めても(模様として成立するので)OK、
と書いてありましたが、でもやっぱり総刺しにしたい!

はじめて見た画像と、今日、生で見た総刺しを励みに、
ゆっくりと刺していこうと思います。


■展示会について
<以下、案内ハガキより転載>
東北の手仕事 〜刺し子〜 菱刺し・こぎん刺し・庄内刺し子
2012年1月13日(金)〜29日(日)11:00am-7:00pm
蔦サロン(地下鉄表参道駅B3出口徒歩5分 青学会館アイビーホール前)