こぎん刺しのテディベア作家 kogin*bear style こひろ

コレクションしたくなる、大人のための心のともだち。青森県津軽地域の こぎん刺しを使ったテディベア作家のブログ。販売先・イベント出展情報・問合せ先は各ブログ記事末尾をご覧ください。

森と湖の国フィンランド・デザイン(サントリー美術館)見てきました

「森と湖の国フィンランド・デザイン」という展示をやっていると聞いて、サントリー美術館に行ってきました。

11月21日から始まり、今月の20日には終わってしまいます;;;


今回は、ガラスの器やオブジェが中心です。
作品を見て…わあ綺麗。と何度も呟きました。

透明な硝子は、とても懐かしい、寒さの厳しい地方で育った子供の頃の冬を連想します。
冬になると、窓についた水滴や器に張った水など様々なものが凍ります。
変わった形になったり、気泡や葉っぱなんかも閉じ込めたり。
水滴が凍るか雪の塊が凍るかなどで、透明だったり曇っていたり、という違いもあるんですよ。
落雪が危ないから、屋根の氷柱を取らないようにという注意も小学校では出されました。
男の子たちは、氷柱を剣に見立てたのか、振り回したりして遊んでいました。

雪や氷は、子供たちのおもちゃでもあったのですね。

私も、学校からの帰り道、変わった形の氷を探して拾っては、日に透かしたりして、溶けるまで眺めてました。
他にも、ビー玉や硝子細工、石やなにかの欠片など、よくわからないけど美しいと思ったものたちを集めるのが好きでした。
(改めてこうして書くと、わけのわからないものばかり集める変な子供だったんだな…まあ、子供なんてそんなもんかな(^_^;))


今回展示されていたガラスの、すっきり澄んだ透明感、気泡が入った厚みのある質感、水のような滑らかな質感…どれも、あの懐かしい氷のようでした。


そして印象的なのは、色のついたガラスたち。
緑や青、赤…鮮やかな色の食器が食卓を彩ります。
日用品として作られたので、重ねられるなど実用面も叶えた、すっきりと美しいデザイン。

緑一色のボウルは、その色に引き込まれるようでつい見いってしまいました。
こんなガラス玉を持っていたのを思い出します。

睡蓮を象った薄紫の器は、光を反射してアメシストのように輝きます。
どこかに行ってしまった、初めてもらったアメシストのネックレス。紫で、カットが反射して七色に光り、こんなに綺麗な色の石があるなんて…。

大切にしていて、いつのまにか無くして忘れていたもの。
現物はなくなっても、確かに記憶は残っているのですね。


鮮やかな色使いは、北国だからなのかなぁ…とも思いました。北欧では家の中が暗くなりがちだから、明るい色を好むと何かで読んだことがあります。

こぎんの配色を決めるヒントになりそうでした(^-^)
感覚が、とても心地よく刺激されましたね。


なんだかまとまりがない文章になりましたが…
この美しさは、見れば解ります! ぜひおすすめな展覧会です。

私も、これを期にフィンランドの歴史をもっと勉強したいなと思った次第でした。