こんばんは。
kogin*bear style こひろです。
今日は、谷中のETHNORTH GALLERY(エスノースギャラリー)にて
mittsu do madeni さんのこぎん刺し
「八甲田シリーズ」を見てきました。
5日まで展示をされているそうです。
八甲田山とリンゴをモチーフにした、
青森らしいこぎん刺し。
紺の生地に刺された、山の青と雪の白が、懐かしさをかき立てられます。
少し前に渋谷の百貨店でも展示をされていたのですが、
見に行けず残念に思っていました。
すごく、風土に根差した感じや、
想いが伝わる感じでした。
店内には、世界各国の手仕事の雑貨が展示されています。
↓展示情報を含め、詳しくは↓
http://ethnorthgallery.com/
さて。
弘前と言えば桜とりんごが有名ですが。
こぎん刺しの伝統模様には、りんごも桜もありません。
「梅の花」や「くるびから」はあるのですが…どうしてでしょう?
その理由として、私の意見ですが、りんごも桜も明治に入ってから始められたものだから。です。
青森県庁のウェブサイトによると、
県内でリンゴ栽培が始まったのは、明治8年、
明治10年に弘前市在府町の屋敷畑に試植したものに初めて結実したそうです。
http://www.pref.aomori.lg.jp/sangyo/agri/ringo-rekisi03.html
確か弘前市在府町の医学部の敷地内に、記念樹があったように記憶しています。
桜については、明治28年に弘前公園が開園し、明治34年にさらに桜の植栽が行われます。
人々が花見を楽しむようになったのはこの後のようです。
http://www.hirosakipark.or.jp/hirosakipark/plant_history.html
こぎん刺しは江戸時代に始まり、母から娘へと受け継がれました。
その頃はりんごも桜も有名ではなく、むしろなかったものだったのかもしれません。
だから伝統模様は、「てこなこ(蝶)」や「だんぶりこ(とんぼ)」、
「ねこのまなぐ」など、身近なものを題材にしたのかもしれません。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。
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