こぎん刺しのテディベア作家 kogin*bear style こひろ

コレクションしたくなる、大人のための心のともだち。青森県津軽地域の こぎん刺しを使ったテディベア作家のブログ。販売先・イベント出展情報・問合せ先は各ブログ記事末尾をご覧ください。

そらとぶこぎんと~幽玄展~「テディベアの可能性」。

私の代表作の、こぎん刺しのテディベア。

まだまだ、その表現の可能性を出しきれていない。

伝統を守りつつ、もっと面白くて人の心に刺さる、

癖があるけどなんだかカワイイ。

そんな、心に残る友達のようなクマを生み出したい。
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おはようございます。
こぎん刺しのテディベア、ベアグッズ製作の、kogin*bear style こひろです。

昨日は千駄木のWhite Gallery へ「幽玄展」を見に行ってきました。

その前に立ち寄った東京八重洲の越前屋さんで、「そらとぶこぎん」第3号を購入しました。
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 そらとぶこぎんは、こぎん刺しの紹介の小冊子で、毎年4月に刊行されています。

 2017年に第1号が発行されて大人気となり、その後の2号、3号も毎年大好評。

今年の3号は買っていなかったのですが、越前屋さんで生地裁断を待つ間に手に取って(1冊だけありました)読んでいたら、これは買うしかないという状況に。

A5サイズで、薄くて重さも軽くて持ち歩きにも便利ですが、内容は本当に濃いです。

1ページ1ページ、読むたびに考えてしまいます。

 

こぎんを支えてきた先輩方の苦悩、葛藤。こぎんを刺すこととそれぞれの人生が重なり、こぎんへの想いというよりも一人の人の真摯に生きてきた人生の話を受け止めているような気持になります。

 

今でこそこぎん刺しは趣味の一分野の手芸になりましたが、元はと言えば江戸時代に貴重な着物の装飾につかわれたもので、模様には魔除けなどの意味や、日本の伝統模様を表現したものもあると思われるもの。

 

当時の女性たちは、気に入った模様を見ると後をつけていってまで目で覚えて、農閑期に布に表現していたとか。

一時は廃れてしまったこぎんを、必死の思いで集めたり、図案を起こしたりした人がいて、それに沿って刺しつづけていた人がいて。

そんな先人・先輩方の苦労と葛藤の果てに現在のこぎん刺しがあるのだということ。

 

つまり、私たち作家はそういう伝統を受け継ぎ、次に伝えるという役目を背負っていることを認識させられます。

こぎん刺しは津軽地域で生まれ、今や世界に広がる貴重な文化資産です。

真摯に取り組みながら、自分なりの形、私の場合はこぎん模様に祈りを込めたテディベアという形で、伝えていきたい。

 

そして「~幽玄展~「テディベアの可能性」」へ。昨日15日が初日でした。

加藤日砂さんがプロデュースするテディベアの展示です。テディベア協会の会報誌Voiceにも紹介記事が載っていたので会員の方はご覧になったかもしれません。

幻想的な独特の雰囲気のベアやアニマルは、ただ「かわいい」だけじゃない魅力を感じます。

空也上人像をクマで表した口から文字が出ているテディベア、植物のようなベア(!?)など個性的だけど心に刺さる作品たちがたくさんの空間でした。

 

冒頭に書いたような、こぎん刺しのテディベアでもっと突き抜けた表現ができるような…このままで安住したくないような、そんな刺激を受けました。

19日まで開催です。ぜひ訪れてみてください。

あわせて谷根千エリアの散策や日暮里繊維街も歩いて行けますのでおすすめです。

 

■~幽玄展~「テディベアの可能性」

会期:2019年11月15日(金)~11月19日(火)
時間:11:00~19:00(最終日19日は17:00迄)
場所:文京区千駄木 2-35-2(東京メトロ千代田線千駄木駅・山手線・日暮里駅)
アクセスはホームページより
http://www.white-gallery.tokyo/#access

展示会の詳しい情報

~幽玄展~ 「テディベアの可能性」 | White Gallery|東京・千駄木のレンタルギャラリー

 

ちなみに、加藤日砂さんとは昨年12月の松屋銀座での展示にお誘いいただきご縁ができました。

kurosuke3796.hatenablog.com

 こんな感じの子を出していました。

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今日も読んでくださり、ありがとうございます。


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