今日6月19日は太宰治の誕生日で命日の桜桃忌。
(誕生日と命日が同じ有名人としては坂本龍馬もそうですね。11月15日)
おはようございます。
こぎん刺しのテディベア、ベアグッズ製作の、kogin*bear style こひろです。
最初に読んだ太宰治の作品は『斜陽』でした。
一度目に読んだ時は高校生でしたが、あまりおもしろくない、という印象でした。
ですが大学に入る前に2度目に読んだ時には救われるような気持でした。
自分が守るべきと信じてきた道徳や倫理から心ならずも外れてしまった時、
それでも生きていてもいいと言われた気がしたのです。
かず子の手紙の上原への想いを遂げたい気持ち、直治の遺書ともいえる『夕顔日記』に特に気持を重ねていました。
心は死んでも、それでも生きていてもいい。
生きることと死ぬことと両方を思っていたのだと。
太宰治の作品の特徴として、一文がすごく印象に残る、ということが言われています。
いずれも『斜陽』より。
「他の生き物には絶対に無くて、人間にだけあるもの。それはね、ひめごと、というものよ。いかが?」
「鳩のごとく素直に、蛇のごとく慧く、私は、私の恋をしとげたいと思います」
「姉さん。
だめだ。さきに行くよ。
僕は自分がなぜ生きていなければならないのか、それが全然わからないのです。
生きていたい人だけは、生きるがよい。
人間には生きる権利があると同様に、死ぬる権利もある筈です」
他にも、人間失格の「恥の多い生涯を送って来ました」などもそうですね。
『津軽』で「隠沼」という言葉を使って表現した、知ってる人のいない弘前で暮らすことで、私は少しずつ普通に戻っていった気がします。
その意味で、私にとって弘前は本当に思い入れのある場所です。
次にいつ行けるのかはわかりませんが…
★kogin*bear style 活動情報★
「ドールオーナー様貸切 幻想旅館」第2夜
会期:2021年7月10日(土)-11(日)
会場:嶽温泉山のホテル
【kogin*bear styleオンラインショップ】
☆オーダー受注は TanoMake(タノメイク)
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■津軽工房社
青森県弘前市元寺町52
http://tsugarukoubosha.jimdo.com/
■La Pomme-ラ・ポム 青森県産品ショップ&ネイルサロン&エステサロン
弘前市土手町65
営業時間9:30~18:30 木曜定休
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