こぎん刺しのテディベア作家 kogin*bear style こひろ

コレクションしたくなる、大人のための心のともだち。青森県津軽地域の こぎん刺しを使ったテディベア作家のブログ。販売先・イベント出展情報・問合せ先は各ブログ記事末尾をご覧ください。

生きることがしんどいあなたへ【本の紹介】

理由も特にないけど

生きていても意味がないと思ったり、ふと消えたいと思うことがあります。

こんな時代なので、実はそういう風に感じている人も多いのではないかと思います。

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対処方法はそれぞれだし、深刻な場合は病院など専門機関への相談が大切なのですが、

ストレスの原因がはっきりしなかったり、「もっと大変な人がいるのに自分なんかが相談に行ってもいいんだろうか……」と考えてしまうこともあるのではないでしょうか。

 

そういう状態を、今までになかった角度で解決してくれる本に出会いました。

こちらです↓

坂口恭平『苦しいときは電話して』(講談社現代新書 2020年)

 

おはようございます。

こぎん刺しのテディベア、ベアグッズ製作の、kogin*bear style こひろです。

 

死にたくなるのは懸命に生きているから」…その一言だけでも救われる気がします。

坂口氏は「いのっちの電話」という、死にたい人が電話をかける相談窓口を一人で運営しています。

いのちの電話」にかけてもなかなかつながらなかったことから始めたそうです。

いのちの電話、つながらないのは本当)

 

最初に坂口氏の名前を知ったのは東京藝術大学 Diversity on the Arts プロジェクト『ケアとアートの教室』(左右社 2022年)でした。

ここで、死にたいと思うことは悪いことではないと書いてあるのを読んで、一気に気持ちが楽になりました。

体の具合が悪い時と同じように、心が休みたいときにそうなっているんだと。

「死にたい人がいなくなるには時間が経ちさえすればいい」(『ケアとアートの教室』より)

「時が満ちるのを待っている間に、自分のことをいわゆる『普通』と思っている人たちがあれこれ介入して、自分たちと同じ状態になるよう戻そうとしてくる。

そういう人たちは、いわゆる『健常』な世界を守ろうとするわけです。そうじゃないと世の中は大変なことになると思ってる。でも世界って本当にそれですべてなんですかね?」(同上)

このようなことを言った人は私の周りにはいませんでした。

太宰治人間失格』の「それは世間がゆるさないんじゃない。あなたが許さないんでしょう」に少し近い気もしますが。

 

 

それで検索して著書『苦しいときは電話して』を見つけて読んでみることにしました。

「死にたいと思うことがあなただけに起きている特別なことではなく、人間によくある症状」、つまり脳の誤作動とありました。

時間が経てば死にたいと思う人はいなくなるというのはそういうことなのでしょう。

 

「死にたい」という時はどんなときかを分解してみると(これは大抵そう思っている本人は一人でできない)、空腹や眠気、疲れを感じているときでそこにいろいろとやらないといけないことが重なると、シャットダウンしたくなって「死にたい」という結論になってしまう。

だからどうしても動けないとき以外は、起きて身支度を整える等少しずつ体を動かしていくといい。

また、学校の時間割のように簡単な日課をルーティンにしてこなしていくともいいとありました。

このことが私には合っていたようです。

 

好きなことや楽しいと思うことを(仕事になるかは別として)する時間を取ることも大切ともありました。

「気質に合ったことをして長所が活かせて充実した時に平穏が訪れる」

という言葉が紹介されていましたが、これこそがまさに自分を活かせることで、心の支えになるものだと思います。

 

ひとにより方法は様々ですが、繊細で真面目な人やいろいろ考えやすいタイプの人はこの本を読んでみるといいかもしれません。

 

いつも読んでくださりありがとうございます。

★kogin*bear style 活動情報★ 

【出展予定】

■東京手づくり博
会期:2022年7月26日(火)-7月31日(日) 
会場:西武渋谷店(150-8330 東京都渋谷区宇田川町21-12)

 

 【kogin*bear styleオンラインショップ】

☆オーダー受注は TanoMake(タノメイク)

オリジナルの総刺しこぎんクマを作れます。

https://tanomake.com/shops/105

★iichi(いいち)洗練されたおしゃれな大人向けなアイテムはこちら。
https://www.iichi.com/shop/koginbearstyle

★minne キュートで親しみやすいアイテムはこちら。
https://minne.com/@koginbear516

 

【kogin*bear styleのクマに会えるお店】
津軽工房社
青森県弘前市元寺町52
http://tsugarukoubosha.jimdo.com/

 

※界津軽様の、宿泊者限定でご利用いただける売店でも総刺しこぎんクマ・こぎんクマスコットを販売しています(青森県南津軽郡大鰐町)。

 

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★kogin*bear style ホームページ
https://koginbearstyle516.jimdofree.com/

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