岩波新書の広告を見て刊行を知った、
高橋源一郎『高橋源一郎の飛ぶ教室ーはじまりのことばー』（岩波新書 2022）
NHKラジオで金曜夜９時から放送されていた、本を紹介して一緒に読んだりゲストと対談したりする番組。
時間が合わずあまり聴けなかったのでした。
高橋源一郎氏は2020年に終了した平日午前のラジオ番組『すっぴん！』にも金曜日に出演されていました。今の『らじるラボ』の時間帯に入っていた番組で、大好きな番組だったんです。
2020年、新型コロナ拡大でおうち時間を余儀なくされる中、まさかの終了…
これから聴こうと楽しみにしていたのに…
おはようございます。
こぎん刺しのテディベア、ベアグッズ製作の、kogin＊bear style こひろです。
番組の放送回の収録かと思っていたのですが、冒頭の言葉をまとめたものです。
「すっぴん！」でも、エンディングで話が終わらずフェードアウトが定番でした。
見開き１ページ＋半ページの長さで、その時々のテーマに合った、短いけど印象的だったり考えさせられる文章です。
2020年～2022年と記憶に新しい内容なので、「この時はこうだった」などと思い出して読んでいます。
番組の収録はありませんが、番組で紹介された本は巻末に載っているので、探して読むこともできるのが嬉しいところ。
実はこういう短いエッセイ集のような文章は苦手です。
短いスパンでテーマが移り変わるようで落ち着かないんです。
ですがそれでも、源一郎さんの話はおもしろくて、何よりラジオのトークが蘇るようで楽しく読めます。
そして！
特別付録として書き下ろし小説「さよならラジオ」が収録されています。
解説にも書いてありますが、「すっぴん！」最終回に源一郎さんが朗読されました。
番組終了の時、NHKの藤井彩子アナウンサーが泣きながら最後の挨拶をしていたのを覚えています。
こちらのこぎんクマも、「すっぴん！」を聴きながら生まれた子でした。
放送の中で、寒い！というテーマで（たしか）、「津軽海峡冬景色」が流れたことで、
思い出の中にある北海道の日本海の冬の海というテーマで作ったのでした。
これからコロナでどうなるかわからない中、好きだった番組も終わってしまい…
喪失感があったことを覚えています。
尚、いまの「らじるラボ」は曜日ごとにパーソナリティが変わる形式。
木曜日の六角精児さんの回が好きです。
いつも読んでくださりありがとうございます。
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