私にとって、
こぎん刺しとは、「無限の表現の可能性」 。
伝統でありながらどんな組み合わせにもなじんで、美しくスタイリッシュに映える。
おはようございます。
こぎん刺しのテディベア、ベアグッズ製作の、kogin*bear style こひろです。
「津軽のこぎんと刺し子展」も、いよいよ本日16時までになりました。
今回はそれぞれの作家さんたちもたくさんの作品を出品し、
映像「こぎんに恋して」、そして佐藤陽子先生のワークショップで、こぎん刺しについて体感し、
ワークショップに参加された方は、からむし織のコースターにこぎんを刺し、と、
普段できないような経験ができた1週間だったように思います。
今回の展示から、私はディスプレイを大きく変えました。
それまでは、作品が映えることを意識して、普通の色合いのクロスや什器を使っていましたが、今回は黒一色に、薔薇の花びらを散らしました。
今まで、こぎん刺しにはないようなシャープなかっこよさ、スタイリッシュさを求めた結果です(そして私の好きな世界観でもある)。
これがどう受け止められるのか不安もありました。
特に、年齢の高い方からは「暗い」と思われる可能性もあると思いましたので。
また私の作るものは、小さなものが多いです。
そして伝統模様を使いながらも、「テディベアもしくはクマ」という自ら課した制限の中で製作しています。
着物や大きなバッグなど、こぎん刺しの伝統が活きるようなもので、日常的に使いやすいもの、という観点からはずれてしまうものであるように感じていました。
今回の展示では特に、ここにいていいのだろうかと悩んだこともあります。受け入れられないのではないかとも。
でも、そういう、こぎん刺しの中の個性派として存在し続けることで、新しい可能性を提示することができるのではないかと思いました。
歴史(文献史学)を学んできた身としては、津軽地方の歴史の中でこぎん刺しがどのように位置づけられていたのかを明らかにしたいと思っています。
文献史料をもとにしたこぎん刺しの歴史、つまり弘前藩での衣料の歴史についてはあまり明らかになっていないと思うからです。
歴史的な事柄は、それだけであるものではなく、藩政や産業と関わりながら存在するものだから。
そういうことも考えつつ、伝統をテディベア・ベアグッズという、人々の心に癒しをもたらすものに乗せて、これから伝えていきたいと思うようになりました。
そんな思いで最終日。午後在廊します。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。
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【イベント】
■2018年10月23日~28日「津軽のこぎんと刺し子展」
時間:10:00~18:00(最終日は16:00)
場所:浅草アミューズミュージアム2階 手仕事のギャラリーマーケット
https://www.amusemuseum.com/
★iichi(いいち)出品中。
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