こぎん刺しのテディベア作家 kogin*bear style こひろ

コレクションしたくなる、大人のための心のともだち。青森県津軽地域の こぎん刺しを使ったテディベア作家のブログ。販売先・イベント出展情報・問合せ先は各ブログ記事末尾をご覧ください。

興味を持つ人がいないと歴史はなくなる。

Twitter から、なかなかショッキングな記事を見つけました。

blog.goo.ne.jp

北海道網走市にある、豊栄中学校(廃校)の跡地にある彫刻らしいですが、

上のサムネイルの画像のように風化して壊れ、作者や題名、設置の経緯などが書かれた銘板などもなくなっているとのこと…。

 

美術品や銅像はこのような形になることは、通常では想像できにくいですよね。

だれも注意を払わず興味を持たないと、消えてしまうものだというのがよくわかります。

歴史とは、人々が守り伝えていこうと努力した結果、学べる形で残ったものなのだと。

 

おはようございます。

こぎん刺しのテディベア、ベアグッズ製作の、kogin*bear style こひろです。

 

こぎん刺しについても、もしだれも作る人がいなくなれば、どうなるでしょうか。

あるいはもし、目数や模様などが変わりすぎて、過去の姿と変わってしまったら。

過去の姿を伝えるものが何もなくなり、廃れていくことになるのではないかと思います。

現に、後継者がいない、現代社会で活用できない、工程に手間がかかるなどの理由で、消えそうになっている工芸品も日本にはあるそうです。

「そういうものは消えていくときになったのだから無理して守らなくていい」という意見もあるかもしれません。

しかし後になって貴重なものだった、何とかして復元したいと思ってもほぼ無理な場合がほとんど。誰も知らず文献などの記録も現物もない、という状況になるのです。

 

こぎん刺しは今、多くの人に知られるようになりました。

興味を持つ人も多く、幸いなことにしばらくの間は途絶えることなく受け継がれていきそうです。

伝統を残していく意味でも、私は模様は基本的に伝統の物を使うようにしています。

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また、生活の中にある伝統や歴史についても、興味を持って調べる等、残していく一助になるようにしていきたいと思っています。

 

ちなみに冒頭のブログの彫刻に関して。

ネットで調べてみたところ、豊栄中学校は1951年開校、1979年閉校とのこと。

開校20周年記念誌も残っているみたいです。

網走史年表では、1951年2月に開校式と開拓功労者の表彰が行われたとあります。

通常、記念の彫刻や記念碑は何らかの意味があって設置されるので、設置されたとすれば開校か閉校のタイミング、周年記念が有力のように思います。

作者は地域にゆかりのある人か、この中学の関係者(卒業生など)の可能性が高いと思います。恐らく作者ご自身は故人の可能性が高いですが、遺品の中から像の下書き案などが見つかることもあるかもしれません。

 

このようなことは地域の関係者や学校の卒業生を探して話を聞くのが早いですが、古いことなので難しいかもしれません。

像の題材は、風化してわかりにくいですが、学生服を着た少年のように見えました。

お腹のあたりにボタンが並んでいるので、軍服か学生服かと思われます。

手には何も持っていないことなどから、軍人か屯田兵という可能性は低いのかなと思いました。

 

また上記のブログによると、この像はセメントで出来ているとのこと、戦後間もない頃の物資不足の時代に作られた可能性がある、とすると開校頃がタイミングだろうか、という気はします(セメント自体を調べて年代特定はできるかもしれませんが)。

 

★kogin*bear style 活動情報★ 

■「カラフル展」
会期:2021年5月27日(木)~6月6日(日) 11:00-18:00

※今後も変更の可能性があります。
会場:galleryIYN
大阪市北区中崎西1丁目8-24
JR大阪駅徒歩10分
阪急梅田駅徒歩7分
大阪メトロ「中崎町」駅徒歩2分

https://www.gallery-iyn.com/

 

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青森県弘前市元寺町52
http://tsugarukoubosha.jimdo.com/

■La Pomme-ラ・ポム 青森県産品ショップ&ネイルサロン&エステサロン
弘前市土手町65
営業時間9:30~18:30 木曜定休
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★kogin*bear style ホームページ
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KOGIN LAB & SALON by kogin*bear style
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