こぎん刺しのテディベア作家 kogin*bear style こひろ

コレクションしたくなる、大人のための心のともだち。青森県津軽地域の こぎん刺しを使ったテディベア作家のブログ。販売先・イベント出展情報・問合せ先は各ブログ記事末尾をご覧ください。

こぎん竜メイキング

総刺しこぎん竜。

実はどのパーツも「気の抜けない」作業です。

もちろん他のぬいぐるみも気を抜いて作ることはできないのですが、

主に気を遣うところは顔や目の部分になり、他はきれいに縫合することに神経を集中すればよいのですが。

こぎん竜は、全部が顔を作るのと同じくらいな緊張感があります。


f:id:kurosuke3796:20231031203336j:image

minne.com

 


f:id:kurosuke3796:20231031203347j:image

 

おはようございます。

こぎん刺しのテディベア・動物ぬいぐるみ製作の、kogin*bear style こひろです。

 

まず切り出す作業。本体と角、鼻先で3種類の生地を使います。

型紙がものすごく小さいので、紛失に気をつけつつ分けながら切り出します。

違う色を複数体になるともうw


f:id:kurosuke3796:20231031203405j:image

続いて各パーツの製作作業。

頭の角。サイズ感からわかるようにめちゃくちゃ小さいです。1cmあるかないかくらい。縫い合わせて表に返し、綿を詰めてあき口(下部)を閉じるのがなかなか一仕事。


f:id:kurosuke3796:20231101073625j:image

耳。縫い合わせて表に返し、あきぐちをとじて二つ折りにします。

二つ折りの作業だけならウサギの耳と同じなのですが、竜の耳は圧倒的に小さいので。

 

顔は先に鼻先部分を取り付け、こぎんが終わり次第頭中央も鼻先を取り付けて縫い合わせていきます。

鼻先部分は4つのパーツに分かれていて、先端~下の部分は中央で3つの部分をつなぐ形になっています。

ちゃんと合うか毎回ドキドキします。

表に返して綿を詰めて、角と耳を取り付け、ジョイント(胴体とつなぐ金具)を入れると一安心します。ヒゲは最後なのでこの段階だと顔が牛みたいです。

というか、型紙が同じなので。

 

次に手。周りを縫って表に返し、それぞれ先の方に綿を入れてジョイントを付けます。

クマやウサギならこれで手のパーツは完成ですが、爪に見立てたビーズを取り付ける作業があります。細い針で1つずつつけていきます。

 

そして足。周りを縫ってこぎんの足底を入れ、表に返します。

足底を付ける作業は他の動物にもありますがなかなか合わせるのに神経を使います。

そして手と同様に、爪に見立てたビーズを取り付けます。


f:id:kurosuke3796:20231101073636j:image

ここまで来るとやれやれ完成が見えてきた感がありますが、次は胴体。

クマやウサギだと丸く縫うだけなんですが、竜の胴体はにゅるんと長いんです。

横や後ろからみて分かるように独特な形をしています。

 

待ち針で指を刺しながらも縫い進めて、表に返して終わり…

ではなく。

尾びれに当たるしっぽのビーズを取り付けます。

 

ここから組み上げて、手足を仕上げて綿を詰め、胴体にも綿を入れます。

形が独特なので、バランスを見つつ綺麗に詰めるのはなかなか大変。

あきぐちを閉じて(カーブしているところを手縫いで縫っていく形になる)形になります。

ここから、首飾りとひげを取り付けます。

とはいえ首飾りは、色が決まった段階でテグスにビーズを通しておくことが多いです。

カラー龍だと特に、色のバランスが大事になるので最初に大まかに決めます。

 

こぎん竜は計画した段階から、こぎんのぬいぐるみの雰囲気を保ちつつ、龍らしさを出せるように、というのが課題でした。

虎や馬と並んでデザインに苦労した個体です。

だからこそ愛着もあって、誕生後に自分用に1体作ったという経緯もあります。

 

来年は辰年、手乗りサイズのこぎん竜をお届けしていきたいです。

カラータイプもあるので、ぜひお好みの個体をお迎えください。

 

今日も読んでくださり、ありがとうございます。

 

★kogin*bear style 活動情報★ 

■「ドラゴンの庭のとなりのうめだ手づくり市
会期:2023年12月20日(水)-12月26日(火)
時間:10:00~20:00(最終日は17時まで) 
会場:大阪阪急うめだ本店10階うめだスーク1,2,3番小屋
(〒530-8350 大阪府大阪市北区角田町8番7号)

 

【kogin*bear styleオンラインショップ】

☆オーダー受注は TanoMake(タノメイク)

オリジナルの総刺しこぎんクマを作れます。

https://tanomake.com/shops/105

★iichi(いいち)洗練されたおしゃれな大人向けなアイテムはこちら。

https://www.iichi.com/shop/koginbearstyle

★minne キュートで親しみやすいアイテムはこちら。

https://minne.com/@koginbear516

 

【kogin*bear styleのクマに会えるお店】
津軽工房社
青森県弘前市元寺町52

http://tsugarukoubosha.jimdo.com/

 

※界津軽様の、宿泊者限定でご利用いただける売店でも総刺しこぎんクマ・こぎんクマスコットを販売しています(青森県南津軽郡大鰐町)。

 

【ホームページもご覧ください】

★kogin*bear style ホームページ

https://koginbearstyle516.jimdofree.com/

☆こぎん刺し紹介サイト
KOGIN LAB & SALON by kogin*bear style

https://koginlab.jimdo.com/

(English only)

 

★製作依頼・注文・問合せは、下記問合せフォームからどうぞ♪

https://koginbearstyle516.jimdofree.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B/