くろすけは、ぶなの森にすむツキノワグマですが、
他のクマとは少し変わっていました。
それは、ツキノワグマだけど、ツキノワのないことと、
左足に「一つ花っこ」のこぎんがあることでした。
ぶなの森を歩いていたある日、
くろすけは、みたことのないカラフルなクマ達に出会います。
桃色、茶色、黄色、白と水色の体で
皆、どこかに自分と同じように「こぎん」のモドコがありました。
※この画像には1匹しか写っていませんが…
このクマたちは「こぎんクマ」。
くろすけも、その仲間だったのです。
そして、ツキノワのない真っ黒なツキノワグマは、
決して変だからではなく、森を守る神聖なクマの証、
ということも、知らされました。
「変わっている自分は一人ぼっちなんだ…」
そう思っていたくろすけですが、
今では、仲間達と一緒に楽しく暮らしています。