こぎん刺しのテディベア作家 kogin*bear style こひろ

コレクションしたくなる、大人のための心のともだち。青森県津軽地域の こぎん刺しを使ったテディベア作家のブログ。販売先・イベント出展情報・問合せ先は各ブログ記事末尾をご覧ください。

こぎん

今日も暑かったですね!

こぎん研究会の皆さんと、「鎌田久子津軽こぎん刺し展」を鑑賞。
千疋屋ギャラリーで、今日が最終日でした。

全面こぎん刺しのタペストリーに圧倒され、バッグやストールの普段使いできるかわいさに盛り上がり(笑)。
こぎんの模様は、基本的には同じだけど、模様や色の組み合わせでこんなにも変化が!
離れて見ると色遣いの美しさが、近くで見ると模様のデザインが楽しめるタペストリーもできるんですね〜。

鎌田先生のお話で印象的だったこと。
ひとつを仕上げるのに「すぐにはできない」ということと(何日かかるかは明言されませんでした)、
完成するまでは次の作品にはかからないということ(つまり同時並行で複数を作られないと)。

こぎん刺しは、手間ひまが本当にかかります。
総刺しだと、ポーチでも刺すのに2週間くらいかかることも。
そういう時間のかかる作業を経て、作品に対する愛着が湧いてくるのだと思います。
まして元々は、着物など日々使うものに刺していたものですから。
ひいては、物を大切にする気持ちにつながるのではないでしょうか。

いまの時代はとにかくスピード・効率が優先されます。
自分自身、手芸でも、料理でも、いかに効率よく行うか、ということに意識が行っていることに気づくことがあります。
もちろんそれは悪いことではありませんし、限られた時間の中で仕事を行う以上、必要なことです。

でも、早く・合理的に、ということばかりに頭が行き過ぎると、
本質を見失ってしまうし、ストレスも溜まっていくのではないかと。

物ができていくためには、それなりの「時間」がどうしても必要になります。
そこを急いで無理をするのは、よくないと思います。
時には立ち止まって「待つ」ということを、忘れてはいけないなと。


さて、こぎん研究会。
ほかの人の作品を見ると、同じ模様で同じ刺し方なのに、
人によって全然雰囲気が違うのが面白いです!
また、皆さんの作品は本当に素敵なものばかりで…☆
先のコンベンションでお買い上げいただいた作品を可愛がっていただいている方も。
くろすけ(こひろ)嬉しいです。ありがとうございますm(_ _)m

一人で始めたこぎんでしたが、仲間がいると刺激を受けるし楽しいです。
まだまだだけど、これからも頑張ります!

あ、模様描き、疲れるけど楽しいです(^^)