ある広告のコピーで
「ただの主婦でも月30万稼げるハンドメイド」というのを見て（よく見かけますが）
モヤっとしました。
ハンドメイドは稼ぐツールじゃないとか嫉妬とかそういうことではなく
なぜ「ただの主婦」が例に出るんだろう、というのが一番のモヤモヤポイント。
べつにフェミ的な発想でもないんだけど。
おはようございます。
こぎん刺しのテディベア・動物ぬいぐるみ製作の、kogin＊bear style こひろです。
さて「ただの主婦」の部分を次のように書き換えたら？
・「元大手企業の営業部長でも月30万稼げるハンドメイド」
・「国立大卒の博士号取得者でも月30万稼げるハンドメイド」
・「セレブ一家の元アイドルでも月30万稼げるハンドメイド」
異業種からの参入だとどんな経歴の人でもスタートは同じはずです。だからこれでも全く問題ないはず。
にもかかわらずこのようにしなかったのは、「経歴があったり頭がよかったり美人で実家が太いから成功できるよね。自分とは関係ないし」と思われてしまうと考えたのかもしれません。
スキルやキャリアがなくてもできると言いたいけど、何らかの具体的な人物像が必要。
普通の人、ということで「ただの主婦」がチョイスされたのかなと想像します。
それにしてもちょっとモヤっとする結果、だと感じてしまいます。
そもそも生涯未婚率の上昇、共働き世帯の増加の中で「ただの主婦」と言える人はどのくらいいるのかと…。中には学歴や社会経験があって仕事を続けたくても家族や自身の介護や病気、家族の転勤が多いなどで難しい人もいるかもしれないのに。
にもかかわらず引き合いに出すのもなんだかなと…
ちなみに一見同じような事例として。
以前話題になったビリギャルこと
『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』（坪田信貴 KADOKAWA）
この本を読んだのですが趣旨は、どんな子でも周りの大人の働きかけによって目標を見つけて正しく努力できるよう導いてあげれば結果は出せるということでした。
単に成績の悪いギャルでもやればできるという話ではなく、学ぶ素質のある子が学校教育の中で「成績不振」として放置されている状況がむしろ問題だと思いました。
ターゲットを明確にするために人物像を具体的にするのは広告では効果的な取り組みかもしれません。
ですが使いようによってはモヤっとしたり、反感を持たれてしまう場合もあるのかもしれません。
それはともかく販売開始です。ぜひごらんください。
座高7cm、5500円＋送料。
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