新潮文庫の100冊を全部読んでみるチャレンジ。
継続中で94冊目まで来まして、年内どころか今月中に読み終わりそうな勢いです。
ただ、本が順調に手に入ったら、という条件はついてしまうので今月中は難しいかなと思っています。
おはようございます。
こぎん刺しのテディベア、ベアグッズ製作の、kogin*bear style こひろです。
先日は『罪と罰』を読み終えました。最後まで残るかなと思っていたんですが、わりと前倒しされた感じです。
…昔すこしだけ読んだことがあったのですが、こんな話だっけ? と。
なんかもっと荘厳というか重厚な話だったような印象なのですが、なかなかにカオス。
主人公以外にもかなり狂った人々が好き勝手にいろいろ述べているので何が何だか分からなくなりそう(話が進むとまとまっていくけど)。
読み終わって感じたのは「罪」は法律上だけの罪なのか、「罰」は裁かれて償えばそれで済むのか、ということ。
法律の上だけではない、倫理規範や宗教での「罪」に当たることもあると思うし、
償っても、過去に罪を犯したという事実はずっとついて回る。
さらに、罪の内容が被害者の方がどう考えても悪かったり(正当防衛を除く)、償おうにも犯人が完全に狂人だったらどうなるんだろうと(この小説でもそう)。
どうでもいい理由で殺人などの重罪を繰り返し、死罪を望む犯人をどう裁くかという内容の、『十二国記』にある「落照の獄」を思い出しました。
罪の内容に応じて、死罪にするのは、奪った命の重さを犯人の命で償うため、というのはあると思う。ただ別に死んでもどうでもいいから死罪にすればいい、反省する気もないから、という犯人に死罪はじめどんな罰なら意味があるのか。
とりあえず100冊分読み終わったら、それまで止めていた別の読みたい本を読みたいと思っています。
あとこぎん刺しも進めています。
いまは大事なオーダーを受けているところなのでそちらを進めています♪
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