こぎん刺しのテディベア作家 kogin*bear style こひろ

コレクションしたくなる、大人のための心のともだち。青森県津軽地域の こぎん刺しを使ったテディベア作家のブログ。販売先・イベント出展情報・問合せ先は各ブログ記事末尾をご覧ください。

モノの持ち方を考える

"本当に大切なもの、必要なものを適量所有する"

"非常時には特に「家にあるもの」を代用できないか考える"

あたりまえのことですね…

コロナを経て、ものの付き合い方はこうではないかと改めて思いました。

人それぞれ意見はあるでしょうからあくまで私個人の意見です。

 

おはようございます。
こぎん刺しのテディベア、ベアグッズ製作の、kogin*bear style こひろです。

 

ここ最近は、ものの所有の仕方についての価値観が目まぐるしく変わって来たのではないかと感じています。

前まではとにかく所有することがステイタスという風潮でした。

戦後の高度成長期には「三種の神器」といわれた家電もありました。

そのあとも車だったりブランドものだったり、好みにかかわらず高価なもの、新しいものを持つということがステイタスとされていた時期が続いていました。

そういう価値観から、要らないものを処分して本当に必要なものを残す「断捨離」、

そのあとにモノを持たない「ミニマリスト」というスタイルがブームになったように記憶しています。

シェアリング、サブスクリプションもそういうライフスタイルを後押ししたかもしれません。

 

そんな中、新型コロナが起こり、ものが買えなくなったり品薄になるのでは、とか、

ロックダウンになって外出できなくなるのでは、という報道から不安になって買い占め騒動が起きたように思います。

「自分がいらないものだけどただ捨てるのが惜しい。出品したら誰かが価値を感じてくれて嬉しい」ということがメリットの一つ(※)で、シェアリングのツールともいわれていたフリマアプリが転売に使われていて、悪い意味で注目されることにもなりました。

 

消耗品ならまだしも、何かに駆り立てられるようにして買ったモノ、果たしてみんな有効に使っているのでしょうか。

使いこなせなかったり、無駄にしまっておくなら、初めからお店でひとりでも多くの人が買えるように 節度を持って買うことが大切ではないかという気がしています。

 

コロナ前もコロナ後も、私のものの持ち方に対する考え方は冒頭の通りで変わっていません。

モノは活かしてこそです。「タンスの肥やし」になるために作られたのではないと思います。

まずは必要かどうかをよく考えて買うこと、ずっと使う予定もなくしまっておくなら、処分するなり人に譲るなりした方が、人や物のためであるように思います。

 

家にあるハギレを活用して製作しているのは、そういうメッセージを伝えるためです。

「あるものを活かす」プロジェクトと呼んでいます。


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残していたハギレでも、一期一会の子が生まれています。

このメッセージに共感してくれる人に伝わったり、

気に入ってくれた方が、共感してくれたら嬉しいです。

そして、私の作るものがあなたの大切なものになれば。

 

今日も読んでくださり、ありがとうございます。

※参考:田中道昭・牛窪恵『なぜ女はメルカリに、男はヤフオクに惹かれるのか?』(光文社新書 2019)

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